「地獄説」を中心としたけもフレ神学の理解を,より容易に行えるようにという目的で作られた,簡易な用語辞典.原則としてどなたでも編集できます.

黒い雌鳥 The Black Pullet / La poule noire

 タリズマンと指輪を組み合わせた魔術が書かれている事で有名な魔術書.
 1820年,フランスで出版.
 著者は,ナポレオンのエジプト遠征に従った将校であると自称し,著者の経験談という形で書かれている.
 掲載されているのは,20組のタリズマンと指輪の作り方,その使い方,それを作用させるための呪文,行うに際しての心構えや注意事項,更に金を発見する雌鳥を育てる方法など.

 「地獄説 外典」では,フウチョウ・コンビ(イミス・インク・ソバード)はこの黒い雌鳥のメタファーではないかと推測している.
 本書では黒い雌鶏を育てるに際し,実践者は十分な賢明さと徳を持っていなければならないという条件をつけており,フウチョウ・コンビが意味深なセリフを呟くのも,賢明さを表現しようとしたものと推測できる.

 また,1775年にフランスでは,ワイン業者であるジャン・ギラリーが「黒い雌鳥が手に入る」といって,大金を撒き上げるという詐欺を働いた事件が歴史に残っている.
 犯人たちは手品のような方法で一度黒い雌鳥を出現させることで被害者たちの信頼を勝ち取り,更に大金を巻き上げた.
 その後,ジャン一味は鞭打ちにされた挙句焼印を押され,国外に追放されている.

 一方,□の中では,ルシファーが崖から転落した際に黒い雌鶏たちが現れている.
 これはルシファーの行為が欺瞞に満ちた詐欺的行為であることを暗喩し,ルシファーに対し,
「お前の欺瞞は既に見破られている.鞭打ちにされたくなければ元の場所に戻れ」
という警告を発していると解釈することも出来よう.

 フウチョウ・コンビがまるで双子であるかのように横に並んで登場するのは,映画『シャイニング』に登場する双子という表現方法を借用したものだろう.
 『シャイニング』の双子も,主人公の男の子に警告を与えるために登場しており,フウチョウ・コンビの登場が警告のためであることをより強調している表現となっている.

 しかしルシファーはそのような警告に耳を貸すことなく,企みの遂行を続ける.
 詐欺師は,まず自らを騙すものなのだ.

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