けもフレ神学用語辞典 - 『神曲』La Divina Commedia / Isteni színjáték
『神曲』La Divina Commedia / Isteni színjáték

 13世紀から14世紀にかけてのイタリアの詩人・政治家ダンテ・アリギエーリによって書かれた,地獄篇,煉獄篇,天国篇の3部から成る長編叙事詩.
 暗い森の中に迷い込んだダンテが,そこで古代ローマの詩人ウェルギリウスと出会い,彼に導かれて地獄,煉獄,天国と彼岸の国を遍歴して回るという内容.
 ラテン語ではなくトスカナ語で書かれており,ルネサンス期の代表的文芸作品の一つとされている.
 その影響は今日まで大きく,
ミケランジェロはインスパイアされて「最後の審判」という絵画を描き,
ロダンは「考える人」という彫刻を作り,
アレクサンドル・デュマは『モンテ・クリスト伯』の主人公をダンテに因んでダンテスと名付け,
リスト・フェレンツ(フランツ・リスト)はダンテ交響曲を作曲し,
ハンニバル・レクターはダンテに傾倒し,
神戸連続児童殺傷事件の犯人の酒鬼薔薇聖斗は犯行声明文において「地獄編」冒頭部分を丸パクリし,
山田ルイ53世は「るねさ〜んす!」と叫ぶことで一発当てている.