ソバード,ゴ(ッ)マス・リック Soberd, God-Thomas "Rick"
第六圏の住人として登場.
そこは異端(のけもの)の罪を犯した者が落ちる地獄である.
ゴマス・リック・ソバードの生前の素性は不明だが,苗字のSoberdにはフリジア語で「地味な」の意味がある.
フリジア語はオランダのフリースラントおよびドイツの北海沿岸で用いられる言語であることから,オランダ系であることは間違いない.
なお,「God」は英語では「神」だが,フリジア語では「良い」程度の意味なので,そんなに御大層な名前でもない.
また,(ッ)は日本語ほどはっきりとした促音ではなく,ヒトラーとヒットラー程度の違いしかない.
文献によって「ゴッマス」とも「ゴマス」とも書かれているのはそのためである.
「地獄説 秘典」によれば,この洗礼名はけもフレ画の巨匠バッタによって命名されたという.
であれば,その周辺に行き来できる人物である可能性がある.
オランダは海洋国家として知られており,ゴマスも船乗りだったのだろう.
ところでバッタは,洗礼を与えることができる聖職者ではないため,この命名行為は
世間の注目を浴び,
一時バッタは謹慎することになったことが電子古文書には記されている.
なお,□にはイミス・ウィンク・ソバードの二人組も登場するが,ゴマスとの間には遠い親戚程度の関係性しかない模様.