けもフレ神学用語辞典 - ディーテの堕天使 fallen angel in Dite
ディーテの堕天使 fallen angel in Dite / Ditében bukott angyal
ディーテはダンテ『神曲』に登場する街.
堕天使と重罪人が容れられる,永劫の炎に赤熱されている環状の城塞都市である.
地獄圏の中ほどにあり,この街を境として,地獄は比較的軽い罪と重罪の領域に分けられている.
また,Dite はラテン語ではディースで,サタンと同義語である.
『神曲』地三十四歌二〇行でも原文では,ウェルギリウスは悪魔大王を Dite と呼んでいる.
サタンは大天使ルシファーが堕天した後の呼び名であるから,すなわち「ディーテの堕天使」とはサタンのことを指している.